今年の4月はトリプル改定
2024/02/29
あたたかい心居宅介護支援事業所です。
新聞報道等に時折記事に出ておりますが、令和6年度は医療、介護、障害のトリプル改定と言われています。一部開始時期は変わりますが、4月1日以降報酬単価等、進むべき方向、国の指針が改正されます。
2月22日木曜日に熱田区いきいき支援センター主催で熱田区役所講堂にて研修会が開催されたました。内容は介護保険の法律改正をケアマネジャーの目線で講義がありました。
講師は中村敏光氏。愛知介護支援専門員協会理事、愛知県居宅介護支援事業所連絡協議会研修部部会長等、介護支援専門員関係機関の要職を複数務められ、介護支援専門員の法定研修の講師を務められています。
内容
介護保険に限ったことではありませんが、少子高齢化及び高齢者人口の増加で、働くことができる人口の減少等が見込まれ、効率よく業務を遂行できるよう、デジタル化推進をうたっております。訪問系サービスや居宅介護支援事業所には導入が見送られましたが、厚生労働省が旗振り役で情報を一元的に集め、介護予防等データを集め、通所や入所系サービス事業者に利用してもらえるようにしています。そのデータで得られたことで今回反映されたことが、退院後できるだけ早くリハビリすると、入院する前の状態に近づきやすいです。通所リハビリや訪問リハビリ(訪問看護事業所のリハビリではありません)を重視した改正となっております。
老化防止の為に、機能訓練、口腔、栄養をセットで管理することも盛り込まれ、介護重度化を防ぐ一つの要素と位置付けられました。
我々ケアマネジャーは、本人の情報や要望を基に計画書を立案しますが、その検証として上記の情報を、どのように計画書に活用するのか、モニタリングする材料の一つにしなくてはなりません。
全ては質の高い介護を利用者様。ご家族が安心して高齢社会を過ごすために法律を改正いたします。ケアマネジャーは社会問題化している、介護のために仕事ができない人、離職する人への対策や賃金は上がらず、物価は上がったため、困窮した人も増えております。また、障害者が利用者様の家族になるケースも増えております。ケアマネジャーが直接対応するとは限りませんが、適切な機関につなげることができるよう、知識を深め、連携をより一層深める必要であります。
皆様にはご協力をお願いします。
※上記の社会問題に取り組むために、日本介護支援専門員協会ではワークサポートケアマネジャーを養成しております。
https://www.jcma.or.jp/?p=576067