待つことは大切ですね
夢愛ケアの伊藤です。
梅雨本番、毎日蒸し暑い日が続きますね。
湿気に耐えられず、事務所もいよいよエアコン稼働となりました。
つい最近の研修で、介護で最も大切なのは”待つことだ”という話がありました。
介護の現場では次から次へと忙しなく仕事をこなさないといけない場面が多く、ついつい業務優先で、お客さん個人の要望を後回しにしてしまうことがあります。
”待つこと”…それはつまり介護者のタイミングで行われる介護ではなく、お客さんのタイミングに合わせた介護が大切なんだという訳です。
ケアが上手な人は、この”待つ”ということがとても上手です。
急かさず待って、ある程度のタイミングを見計らって「そろそろどうだね?」といくとスンナリ動き出してくれるって訳です。
なんだ、待ってりゃいいなら誰でもできるじゃん?とお思いかもしれませんが、上手な人はそこに至るまでにしっかり以下のような段取りを組んでいます。
①お客さんの特性を知り、
②時間が掛かるポイント(難所)を把握し、
③難所に至るまでに少しづつ時間貯めていき、
④難所に掛かる時間を逆算して行動を促し、
⑤難所も心にゆとりを持って乗り越え、
⑥最後は時間ぴったりで終了!
となるわけです。
人の気持ちに寄り添って待つこと。
言葉にすると簡単ですが、実践するとなるととても難しい、こうした気持ちを介護者は忘れず、常に考えていく必要がありますね。
仕事に、時間に、様々なものに追われながら業務を行っていると焦ったり、苛々したりしてしまうかと思いますが、そんな時は事前に準備できることがなかったか見直してみるのも良いかもしれませんね。