オズ、仲良き事は美しき哉。
皆様こんにちは、オズの三輪です。
またしても久し振りの更新です。
オズは所詮就労系の事業所ですが、
利用者の方々も得意分野が様々に分かれております。
しかし悲しいかな、
自分の得意な分野だけの作業が継続して提示する訳でもありません。
今回、細かい組立作業が苦手な利用者の方が、
『フルタ(乾燥機のフィルター組立の事)~!?苦手だからやりたくない。』
と異議申し立てしていました。
自分たちスタッフは、何とかやる気になるように
面談したりマンツーマンで教えたり、
と試みてみましたが、中々その利用者の方にやる気を持たす事ができませんでした。
ある日の休憩時間、口は悪いけど気は優しい利用者の方が、
苦手意識を持っている利用者の方に声を掛けていました。
『どおれ、俺が見てやるよ。』
最初は、緊張しながらレクチャーを受けていましたが、
一所懸命に教えてくれる事を
肌で感じているようで、次第に真剣に聞いていました。
利用者の方が、率先して他の利用者に声を掛け指導する。
決してスタッフだけの指示に受動的ではなく、オズという社会の一員として役割を担う、
オズという名の『コミューン(小規模な共同社会)』が、
少しずつながら形成されてきているなと実感しました。
実はこの2人、休憩中ではよく話していますが、よく揉めたりもしています。
でも、何かあった時にそっと手を差し伸べて手伝ったり助けたりをしています。
今では、その方が『今日は○○個作る!』と
意欲的に取り組んでいる姿を見て、
改めて共同社会の大切さを知った今日この頃です。