オズ、回向返照(えこうへんしょう)
自分の夢、叶えよう。
こんにちは、オズの三輪です。
久しぶりのブログ更新となります。
今年に入り利用者の方も増え、
見学や実習などで少しずつながら賑やかになってまいりました。
作業面も新たな仕事を頂き、大忙しとなってきました。
しかし、忙しくなると、周りの状況が見えなくなってしまうこともしばしば…。
利用者の方から、こんな話を聞いて呆然となってしまったのです。
『三輪さん、前はよくウォーキングに出掛けていましたが、
最近は出掛けていませんね。
久々にウォーキングしたいですね。』
オズは開所当初から、仕事だけに注目するのではなく、
活動、特に身体的アプローチに心掛けていました。
ウォーキング活動は、その最たるものでした。
でも、色々な就労継続支援B型事業所と、いつの間にか見比べていて、
気がつけば作業面のことばかりに囚われていたようだったのです。
仏教の臨済録の中に、『回向返照(えこうへんしょう)』という言葉があります。
『自分から発した光を、外ではなく、自分の内面を照らし、自分自身を省みよ。』
人の心は、どうしても他人や社会等の外側ばかりに注目してしまいがちです。
そのような気持ちを自分の内側に向け、
今現在の自分を省みる必要性を説いた言葉です。
自分自身の中で、いつの間にか自らを省みることをせず、
この方向性が正しいと思い込んでいたようでした。
お恥ずかしい限りです、
またしても利用者の皆様に教えて頂きました。
オズは、僕にとって素晴らしい教科書だと思っています。
願わくは、関わっていただけている方々にも、学びの場として活かして頂けたら…。
そう、切に願ってやみません。
最後に、ゲーテの詩の一説で、文を閉めたいと思います。
『…自分の内面の自己を規制することの出来ない者は、
他人の意思を支配したがる、
自分の傲慢な心が傾きかけているのに…』
支援員として、人として、常に戒めとして心に留めておきたいものですね。